イタリア スクーターにフォーカス! italscooter.netは現地イタリアから最新情報をお届けします。

"Vespa GTS 300 Super"が登場

潜水のよろこび

2008 Jan.-Mar.
Italian Market
Summary

万全を期す
スポーティライン

Xシリーズの新作X7

"RS"SpiderMaxに
新グレード

ついに"Gilera GP800"が登場

ついに"Vespa S"が
登場

ハイブリッドMP3

小さな同乗者を守れ

最高の
"アペ"リティフ

融合、そして進化
Piaggio "XEvo"

単なる電動自転車とは呼ばせない"E-Solex"

Honda "S"-Wing誕生

Gilera Fuoco 500i.e.
フォトギャラリー

すべるスクーターと
デモ行進

Malagutiの
ニューハイホイール

インド市場を
席巻するVTL

吸引力はナンバーワン

冬季限定!
ポケットコーヒー

Atlantic Sprint 400
を追加

祝"Vespa"10万台

Derbi New Boulevard 誕生

復刻ヴェスピーノ、"Vespa S"

ペルラチッタ、
Yamaha X-City 250

Moto or Scooter?
Gilera GP800

Gilera Fuoco 500i.e.

Novita' dell'anno 2007

誕生Piaggio Carnaby 125-200

Piaggio MP3 400i.e.

マキシ三輪スクーター
"FUOCO
"

誕生、Honda SH300i


News
小さな同乗者を守れ(2007/7/15
)
後部座席に乗った子供が事故巻き込まれるケースの増加を受け、
イタリア上院では「5歳以下の子供の二輪車後部座席の乗車禁止」が可決。


Seggelino

イタリアでは防犯上の理由から子供が一人で登下校することはなく、必ず家族の誰かが同伴するのが当たり前だ。朝夕の校門前は子供たちを送り迎えする両親たちで溢れかえっている。日本同様、共働きが増えているイタリアでは、おじいちゃん、おばあちゃんの姿も多い。特徴的なのは、夕方まだ早い時間にもかかわらず、スーツを着たお父さんの姿もあることだ。仕事をぬけだして子供を迎えに来てまた会社へ戻るのか、それともそのまま直帰ということか。いずれにせよ、家族を大切にするイタリアならではの光景である。

子供の送り迎えはスクーターでという人がかなり多いのがイタリアらしいところだ。日本でいうランドセルにあたるリュックを背負った子供が運転するお父さんを小さな手でしっかりと握っているのは微笑ましい風景だ。


このように、日本ではあまり見慣れないが、イタリアでは二輪車の後部座席に子供を乗せることは、車の助手席に子供を乗せることと同じくらい日常茶飯事なのだ。

最近、自動車による事故が減少している一方、二輪車による交通事故が増加しており、2006年には1,500人が死亡、50,000人が重軽傷を負ったという。また、それらの事故の70%は街中で起きており、後部座席に乗った子供が事故にあうケースが増えているとう。そこで、イタリアの上院において二輪車の安全についての新しい法律案が可決された。その内容とは、「5歳以下の子供は二輪車の後部座席に乗せてはいけない。12歳以下の子供を同乗させる場合には、子供専用の背もたれと足を固定するペダルを設置しなければならない。運転手は両親のいずれかでなければならない。友人や親戚は不可。時速60km以下で運転すること。」少々厳しいかのように思われるが、ドイツなど他のヨーロッパ諸国では既に常識となっていることなのだ。また、285ユーロまでの罰金、二度目の違反の場合には60日から90日までの免許停止とこちらもかなり厳しいものになりそうだ。

この法律が施行されれば、子供専用背もたれなどの付属品販売によってちょっとした経済効果が期待されるだろう。しかし、小さな子供を乗せるスクーターが走っているのを街中で見かけると、危なっかしいなと思う反面、あー、ここはイタリアなのだ、と感慨にふけっていた私にとっては、この光景が見られなくなることは、イタリア名物が一つ消えゆくような気がして少々寂しくもある。とはいえ安全のためならしょうがない。この法律に対するイタリア国民の反応とはいかなるものか?