Ibrido
Piaggio本社に記者陣が集められ、驚くべき発表を聞くこととなった。あのMP3のハイブリッド車が来年発売されるというのだ。先日発売されたばかりのこのモデルのプロジェクトがここまで進んでいるとは専門家たちの間でも誰も予期していなかったことだった。
発表の日、ピアッジョ社の社長ロベルト・コランニーノ氏は誇らしげにこう語った。「今日は我々にとって歴史に残る日だ。ハイブリッド技術は、環境・公害問題への確実な解決策であり、それだけではなく走行性と安全性からみても優れたものである。燃料の消費が少なく、つまりは二酸化炭素の排気を削減する素晴らしい発明で、この製品は二輪業界への華やかなデビューを飾ることは間違いない。」
ハイブリッド型MP3は、エンジンパワーとモーターの両方を装備することで燃料の効率化を実現したものである。運転者が様々な動作モードを選ぶことができ、モーターのみでの走行の場合の航続距離は時速60キロで20キロとなる。
ハイブリッドカーで常に課題となるのが、バッテリーだ。試作モデルには鉛酸バッテリーが使用されているため重量があり場所もとるが、来年発売されるモデルは座席下の荷物入れのさらに下部にリチウムイオンバッテリーが採用されることになっている。開発にはピサ大学工学部が参加し、最高のものをつくるべく様々な開発がなされた結果、製品の完成までに数多くの特許を取得したそうだ。
まだ試作段階とはいえ、充電の技術がさらに進歩すれば、フィレンツェなど、車の走行が許可されていない都市の中心街にも車が入れる日が来るかもしれない。