“フルハウス”くらいで。
ルームシェア。なんか愉しいことを想像させる言葉。生まれも育ちも異なる人同士で住んでみたらどんな生活ができるのだろう。ましてや、異国の人たちとなんて・・・。そんな生活を想い描いていた頃もあった。でも現実は、他人同士がひとつ屋根の下、そうは上手くいかない。くだらないことで疑心暗鬼になり、自分が購入したシャンプーや牛乳の減り具合が気になり始めるなんて、重症になってしまうこともある。幸い、素晴らしいルームメイトに恵まれ、毎日をエンジョイしている人がいるのも確かなのだけれど、いったいどれくらいの割合でいるのだろうか。ボローニャの街角には、今日も夥しいルームメイト探しのビラが至る所に貼られ、ヒラヒラと風になびいている。まるでシャッフルされたカードを引くポーカーゲームのように、ひたすら良い組み合わせを求め続ける。