Vol.6 裁判所前にて
ここはパラッツォ・ジュスティッツィア、つまり裁判所である。周囲の景観にまったくといっていいほど似つかわしくない建物が、建ち並んでいる。なるほど、人も様子もどこか違う。スーツにネクタイ、ブリーフケースという装いだ。建物の4カ所の入り口には、自動小銃を構えた警官がつねに警戒しており、そこだけ緊張感が張りつめている。
電話をしながら、BMWのシートを台にしてメモを取っている紳士。風貌から推測すると、やはり、弁護士センセイでしょう。しばらく観察していたら、なんとビックリ!! センセイまでノーヘルのまま、颯爽と立ち去ってしまった。
駐輪場を見渡してみて気づくのは、モーターサイクルではBMWのR1150GSやF650GSをスーツ姿に革鞄で乗りこなすのがステイタスのようだ。またDeauvilleのようなツアラーの姿も目立つ。
